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活動報告

海を守る環境活動とサステイナブルなアートギャラリー

神奈川県藤沢市に拠点を置き、日本の海岸環境の保護の活動を行う一般社団法人サーフライダーファウンデーションジャパン(以下、SFJ)が、活動実績報告や海洋ゴミを利用したアートなどを展示するギャラリーを新設し、その施工を村山建設が担当いたしました。

カリフォルニアのサーファー達が自主的に始めたサーフポイントの水質調査活動がルーツとなり、サーフライダーファウンデーションは、1984年にカリフォルニアで発足しました。日本では1993年から活動を開始、2011年に一般社団法人となりました。現在世界23ヶ国で活動、約25万人のメンバーがいる国際環境NGOです。

SFJでは「海を守る」「海をきれいにする」「海の偉大さを伝える」の三つのテーマにおいて、「海を愛する政治家フォーラム」の開催をはじめとし、各地の水質調査、ビーチクリーン活動、環境教育活動を行っています。

海を守る活動とめぐる工務店の親和性

めぐる工務店PROJECTを立ち上げ、自然素材を使った空間作りをする中で、当たり前に自然環境や関わる人の環境や健康を考え、それを施工に落とし込む村山建設のスタイルに共感いただき今回の依頼に至りました。

ハード面として村山建設が環境や人体に配慮した設計施工を行い、ソフト面として、海洋資源を大切にするアートギャラリーを展開することで、全体としてサステイナブルなエッセンスをしっかりと包含した空間づくりをすることができました。

ギャラリーリノベーション施工のポイント

今回、物置として使っていた物件をアートギャラリーとして使用するためにリノベーションさせて頂きました。

SFJとの打合せを重ね、下記の要領で施工を行いました。

1. 小田原の杉間伐材の利用

「エントランスは木っぽく間伐材でカッコよくしたい」というオーナー様のご要望のもと、小田原の杉間伐材を、塗装は人が舐めても問題ないオイルでコーティングするなど、環境、人体ともに健康な材料、塗料を使用いたしました。

2. 人の出入りが多いためより強度なものを

床はギャラリーのため不特定多数の人の往来が多いことが考えられ、強度の強いもの且つ自身で別に事業を持つ運営スタッフの負担にならないものにしたい、とスタッフ思いのオーナー様のご要望もあり、きれいな状態を保つために塩化ビニルタイルを使用し、耐久性を優先いたしました。

3. 材料の再利用

スマホケースも木の模様がついたケースを使っているほどの木が好きなオーナー様による木の感じを空間の中に多く出したいという要望から、正面カウンターや天井にスキャッフボードを張り付け、作業現場で作業板として使用されている板を再利用しました。作業板であるためサイズ厚みともにばらつきがある中で材料を割いて調整したり、薄いものに対しては下地に厚みを持たせたり、1枚でサイズ厚み均等でないものに対しては下地材を堀り、スペース・材料無駄なく施工することを意識いたしました。

※スキャッフボード:イギリスの現場で使われていた再利用材

4. 環境にやさしい水性ふき取り塗料

正面内壁は木目を残しつつ、明るく見せたいというご要望から、塗料は環境に配慮した白色の水性塗料で木目を残すために余分な塗料を調整するふき取り塗装を行いました。

吸入すると吐き気や嘔吐など身体に影響を及ぼす塗料の使用は、極力避けて施工いたしました。

▼SFJギャラリーの概要
名称:サーフライダーファウンデーションジャパン 海の寺子屋イベントスペース
住所:神奈川県藤沢市辻堂東海岸4-3-24
公式サイト:https://www.surfrider.jp/
※イベント情報などは公式サイトをご覧ください